- 2024年3月8日21:20:36更新
着物と髪飾りの“ちょっといい関係”
着物姿を素敵に見せるアイテムとして、髪飾りをプラスするだけでぐんとおしゃれな印象になります。
着物と髪飾りの“ちょっといい関係”を探ります。
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まなぶ
「まなぶ」というテーマにて、着物に関する様々な《まなび》のコラムをお届けします。
着物と髪飾りの“ちょっといい関係”
昔の浮世絵などには、美しい女性が髷(まげ)に簪(かんざし)や櫛(くし)、笄(こうがい)といったたくさんの髪飾りをしているのが見て取れます。
櫛は本来は髪を梳くものですし、笄は刀装具だったものが、いつのまにか女性の髷を美しく飾るヘアアクセサリーになりました。
鼈甲(べっこう)や象牙、漆塗りや金工など希少な素材を用いて、細工などに工夫を凝らした髪飾りは、いまも昔もおしゃれな女性の憧れです。
現在の着物スタイルでは日本髪を結うことも少ないですし、着物で地位や身分、年齢などを表すこともなくなりました。
とはいえ、常識の範囲で最低限のルールは守らないとせっかくのおしゃれが台無しです。
髪飾りひとつで全体のコーディネートがぐんとおしゃれになる分、髪飾りとのちぐはぐな合わせ方ひとつでそれが素敵に見えなくなってしまうことも。
例えば、結婚式に着ていく留袖に、金魚のガラスの玉簪をつけたり、シックな大人の訪問着に、若い女性が振袖に合わせるような、縮緬の華美なかんざしをつけたり……
ここよりは、着物の格や着用シーンに合った髪飾り選びを学んでいきましょう。
この記事のライター
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