- 2024年11月4日22:13:18更新
『履物関づか』の草履と革足袋にひと目惚れ 「京都できもの、きもので京都」
「まず試してみてください」と出されたのが、ウルトラスエードに羊革の花緒をすげた草履で、もともとは男性用だったものをリデザイン。あまりにぴったりしっくりした装着感で、そのまま履いて帰りたいくらい。ついついその場ジャンプまでしてしまいました。もう即決です!
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きもので行くなら
「きもので行くなら」というテーマにて、着物でお出掛けするのにぴったりな場所をコラムにてご紹介します。
『履物関づか』の草履と革足袋にひと目惚れ 「京都できもの、きもので京都」vol.17
真っ赤な革の台に白い花緒※もいいなあ、友だちがあつらえたスエードの草履も素敵だったなあ。冬用に革の足袋も欲しい、同色の草履を合わせて洋服にも合わせたいなあ……
イメージを膨らませて岩倉を訪ねました。
住宅街の坂道をずんずん登った先に、『岩倉AA』があります。
※関づかでは、鼻緒はあえて「花緒」と書きます。草履に花緒、草と花、きれいですね。
かなりハードな坂道でした。
木材倉庫を改装したショップ&ギャラリーには、店主の関塚真司さんが選んだおしゃれなワークウェアや小物、質実剛健な道具などが置かれ、その奥にガラスで仕切られた畳の空間。
そこが『履物関づか』のアトリエになっています。
「日本の履物ってきれいでしょう?型が完成されているんです。
左右同型の台に花緒がついているだけ。日本の住居に合わせ、脱ぎやすく履きやすい。傷んだら修理をし、花緒をすげ替えれば、ガラッと印象が変わり蘇る。とても合理的なんです」
と、関塚さん。
「まず試してみてください」と出されたのが、ウルトラスエードに羊革の花緒をすげた草履で、もともとは男性用だったものをリデザイン。
あまりにぴったりしっくりした装着感で、そのまま履いて帰りたいくらい。
ついついその場ジャンプまでしてしまいました。もう即決です!
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山崎 陽子
福岡生まれ。(株)マガジンハウスで『クロワッサン』『オリーブ』『アンアン』の編集部に勤めた後、フリーランスに。
女性誌やライフスタイル誌の編集者として活躍。
8年前より大人の洋服ブランド「yunahica」を友人と立ち上げる。きもの暦は10年目ながら、その着こなしが評判となり、著書『きものが着たくなったなら』『きものを着たら どこへでも』、そして新刊『おとなの浴衣、はじめます』(すべて技術評論社)が好評。1年のうち、180日弱をきもので過ごしている。
この記事のライター
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