- 2024年4月27日23:40:37更新
茶道に欠かせない茶筅(ちゃせん)とは何か? 「茶筅師の手しごと」vol.1
500年以上に亘って茶筅づくりの中心地である奈良県生駒市高山町。
かの地では、徳川幕府より名を与えられた茶筅師13家中、3家がいまなお高山茶筅をつくり続けています。
そのうちのひとつである「谷村家」を訪ねました。
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まなぶ
「まなぶ」というテーマにて、様々な《まなび》のコラムをお届けします。
茶道に欠かせない茶筅(ちゃせん)とは何か? 「茶筅師の手しごと」vol.1
茶筅(ちゃせん)とは、言わずと知れた茶道具のひとつ。茶道において抹茶を点てるために使用する竹製の道具です。
茶席では茶碗や棗(なつめ)、軸(じく)や花入(はないれ)が作家の名とともに愛でられるのに対して、茶筅は会記に記されることがありません。
「茶筅は、茶道具の中では末席です。必需品であるにも拘わらず、消耗品である茶筅の日本での地位は低い」と、20代当主・谷村丹後さんは言います。
2010年頃からの”MATCHA”ブームにより、とりわけ海外において”MATCHAラバー”が急増中。日本を訪れる外国人の多くが”日本を象徴する場”として茶室に興味をもち、造形の美を有する茶筅を高く評価していることは、
「ここ数年で海外からの注文が随分と多くなりました。”MATCHA”だけでなく”CHASEN”も世界で通用するワードになりつつあります」
という丹後さんの言葉が証明しています…
詳しい内容は、きものと公式サイトより!↓↓↓
谷村丹後
1964年、奈良県生駒市高山町生まれ。
大学卒業後、大阪で会社員や輸入雑貨店の経営者などを経て、家業に専従。
2006年、当代第20代目谷村丹後を襲名。
中田英寿氏が主宰する「REVALUE NIPPON CFARITY GALA with GUCCI」において、「竹」が作品テーマとなった2013年に参加。2015年には、経済産業大臣指定伝統工芸士に認定される。見事な技術と巧みな話術で、見学会や体験ワークショップも人気を集めている。
この記事のライター
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