- 2021年11月24日21:38:46更新
「白」とは、白っぽい色すべての総称 「きくちいまが、今考えるきもののこと」
ー雪の色の中でもわたしが一番好きな色は、薄曇りの日にだけ見える、雪の穴の奥にひそむ、白の中に淡い水色と淡い緑色と淡い灰色をにじませたような色。ー京都きもの市場がお届けする、「きものと」にてきくちいまさんの連載コラム!
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きくちいまの、きものと
エッセイスト・イラストレーター きくち いま さん
ほぼ一年中を着物で過ごし、着物ライフの楽しさをイラストとエッセイでつづる。
執筆の他、着物や帯などのプロデュースも手がけ「着物は人生に寄り添うもの。
おしゃれで楽しくて、お守りのような存在の布になれたらと願い、ものづくりをしています」と語る。
著書に「大人かわいい着物読本」(主婦と生活社)、「おとなのときめきふだん着物」(河出書房新社)、「買ってはいけない着物と着物まわり」(実業之日本社)などがあり、最新刊は「東京着物さんぽ」(GB)。山形県在住で、子3人犬1匹の母でもある。
http://imappage.net/
「白」とは、白っぽい色すべての総称「きくちいまが、今考えるきもののこと」
コォコォと鳴きながら頭上を白鳥が飛んで行き、いよいよ初冬の趣になってきました。窓から見える一番高い山が3回白くなると、もしくは山のお寺の銀杏の木の葉っぱが全部落ちると、そろそろ里にも雪が降る、と言われています。
みなさんは雪は白いものとお思いでしょうが、雪国に暮らすわたしにとって、雪は単に白いものではありません。
雪まつりの頃になると、雪の壁に横穴をあけ、ろうそくを灯すのですが、そのときの雪はほのかな紫とほのかな橙になります。このときの雪の紫と、よく晴れた日の雪原に立つ木の影の紫とはまた別の色です。雪原の木陰の色は青みが強く、雪洞の紫には少し赤が入っている感じですね。
雪の色の中でもわたしが一番好きな色は、薄曇りの日にだけ見える、雪の穴の奥にひそむ、白の中に淡い水色と淡い緑色と淡い灰色をにじませたような色...
詳しいコラムの内容と、きくちいまさんの連載は、「きものと」公式サイトにて! ↓↓↓
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