- 2021年7月29日22:15:04更新
京繍作家 長艸敏明さん「紗月がゆく!祇園・人気芸妓が訪ねる京の技」vol.3-1
ー今回はいよいよあの『長艸繍巧房』へ。文化財の復元制作に数多く携わられ、今や全国区、全世界レベルでの人気作家である長艸敏明さんに、絹糸で着物を彩る伝統技術「京繍」のルーツや特徴を教えていただきます。ー
「きものと」にてきものはじめてさん必見コラム連載中!
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着物をまなぶ〈ものづくりの現場〉
祇園甲部の人気芸妓・紗月さんが“伝統工藝師”の作業場を訪ねるスペシャル企画がこの春スタート!
約350年続く花街文化を支える職人さんたちの匠技を紹介することで後継者を発掘し、この先も絶えることない花街文化を継承していくお手伝いがしたい!
そんな思いからスタートしたスペシャル企画番組「紗月がゆく!祇園・人気芸妓が訪ねる京の技」。
YouTube動画では祇園部の人気芸妓・紗月さんがMCとして、京都が誇る“伝統工藝師”の作業場を訪ねます。
京繍作家 長艸敏明さん 〜インタビュー編〜 「紗月がゆく!祇園・人気芸妓が訪ねる京の技」vol.3-1

第3回目に訪れたのは、京都西陣の伝統工芸「京繍(きょうぬい)」の長艸繍巧房『貴了庵』です。
京繍とは、様々な色彩の絹糸や金・銀糸を使って手作業で着物を彩っていく刺繍のこと。経済産業省の認定で、京都で行われている繍いのことを指します。「京焼き」「京人形」「京くみ紐」など、他府県で作られているものと区別するため「京○○」という名前がつけられたそうです。
今回は、この工房を設立した長艸芳之助さんの次男として生まれ、京繍作家として伝統を今に引き継ぐ長艸敏明(ながくさとしあき)さんにお話しを伺いました。

穏やかで物腰柔らかな敏明さん。
少年のようなお茶目な瞳も垣間見えつつ…紗月さんの問いに、ゆっくりと語りはじめます。
YouTube動画では、祇園甲部の人気芸妓・紗月さんがMCとして、京都が誇る“伝統工藝師”の作業場を訪ねます!是非ご覧くださいね♪
詳しい内容と、動画ご紹介はきものと公式サイトより!↓↓↓

紗月
舞妓さんに憧れて、中学2年生の夏から、祇園の置屋「つる居」に通い、舞の稽古に励む。
2011年2月28日に店出しして舞妓デビュー。
2015年2月23日に衿替えをして芸妓に。
2017年5月に”自前さん”として独立。
キュートなルックスと親しみやすい人柄で、テレビ番組の司会や雑誌企画などのメディアへの露出も多い。
舞妓2年目から連続7年にわたり売花奨励賞一等賞を受賞するなど祇園を代表する芸妓となる。
https://www.instagram.com/kyoto_satsuki

京繍作家 長艸敏明
1948年 京都西陣に生まれる
1992年 繡・能装束(伝承の美・鬘帯の魅力)展(東京)
1994年 能衣装・小袖展(フランス パリ・バガテル城 パリ市後援)
1995年 エルメス本店 ディスプレイ刺繍制作(パリ)
1996年 衆議院本館議長室欄間孔雀文・復元・新調
2002年 パリ春夏コレクション協力(ジャン・ルイ・シェレルコレクション)
中之島公会堂 特別室タペストリー 復元・新調(大阪)
2006年 京繡 長艸の仕事展(京都 思文閣美術館)
2012年 「長艸敏明の刺繡」 世界文化社 出版
2013年 京都 祇園祭「占出山」水引幕 復元新調
2014年 ブルックス ブラザーズ日本上陸35周年記念コラボレーション 洋装品を発表
2015年 京都 祇園祭「北観音山」水引幕 復元新調
2018年 京都祇園祭放下鉾二段水引幕 復元新調
2019年 「繡えども繡えども」講談社 出版
https://www.nagakusa.info/
この記事のライター
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