- 2017年11月27日1:57:58更新
テーマは『鯔背』。江戸の粋が息づいたスタイリッシュな着物コレクション
現在お茶の水「Gallery蔵」にて着物デザイナー・キサブローさんの着物コレクション展が開催中!和装・洋装、性別などを超えた、ボーダレスでおしゃれな着物が勢ぞろい♪『鯔背』をテーマに、江戸の粋が詰まった貴重な展示会の一部をお届けします!
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キサブロー2ndコレクション。テーマは『鯔背-INASE-』
2017年11月23日(木)~29日(水)の間、お茶の水「Gallery蔵」にてキサブローさんの着物コレクション展が開催されています!今回のテーマは『鯔背-INASE-』。鯔背とは、ノンスタンダードであることも粋とみなす、江戸の美意識を表す言葉のひとつです。そんな気風のいい江戸っ子の鯔背の精神にインスパイアされた着物が勢ぞろい!長い歴史を刻んできた着物の文化を継承しつつも、新たな技術や素材を取り入れたハイセンスなスタイルを提案しています。今回はその着物コレクションの一部をご紹介します♪
独特の色合いが魅力。江戸をテーマにした籠染め着物
まずご紹介するのが、籠染めの着物。籠染めとは絞り染めの一種で、生地をかごに入れて圧を加えて染め模様を出していく技法です。厚めのポリエステル地に染められており、魚の鱗を表現したデザインになっています。
こちらも同じく籠染めの着物。向かって右の着物は神田川を、左の着物は錦鯉をモチーフにデザインされています。独特の染めが織りなす唯一無二の色合いは、奥深さと洗練された美しさを演出。帯や小物合わせも楽しめそうです♪
編み込まれたチェーンがアクセント。エッジの効いた新感覚の帯
こちらはチェーンが編み込まれた帯。特殊な技術で編まれたもので、コーディネートにモダンなアクセントを与えてくれます。先に紹介したインパクトの強い籠染めの着物はもちろん、無地や格子柄などのシンプルな着物との相性も◎。
チェーンが編み込まれた半衿も。程よいシャープ感で、よりスタイリッシュでメリハリのある着こなしを演出してくれそうです。
ヒノキの間伐材を使用。鯔背をイメージした下駄
続いてご紹介するのは下駄。『鯔背』をイメージしたデザインで、下駄の土台は愛媛県上浮穴郡のヒノキで作られたもの。間伐材を使用しているので、上質なヒノキを使いながらも、エコにも貢献しているアイテムです。
洋服感覚で気軽に着れる♪羽織&木綿の着物
こちらは木綿の着物。向かって左の紫の羽織は、ウールでかつ撥水性もあるので、雨雪を凌げる防寒具として、これからの季節は重宝するはず♪
古布に新たに吹き込まれた命。コーデのアクセントになるヘッドピース
アーティスト・黒田恵枝さん作成のユニークなヘッドピース。こちらも鯔背をテーマとしたもので、使われなくなった洋服や着物の生地などを使って作られています。
『鯔背-INASE-』は11月29日(水)まで開催中!
『鯔背-INASE-』のコレクションの一部をご紹介させていただきましたが、いかがでしたか?着物の可能性を際限なく引き出すアイディアがたくさん詰まったアイテムは、あなたの着物の楽しみ方をさらに広げてくれるはず。
このコレクション展で展示されているアイテムはすべて購入可能です。お気に入りが見つかったら早速ゲットして、着物のワードローブに加えてみてくださいね♪
着物デザイナー・キサブローさん
創業90年の仕立て屋「岩本和裁」の4代目。2015年2月ににキサブローブランドを立ち上げ、同年9月に「rooms31」に参加。2016年2月、新宿伊勢丹にて「ISETAN×ルパン三世 LUPINISSIMO IN ISETAN 2016」にも出展しています。和服と洋服、男性と女性などのボーダーを越えた新しい着物を提案し、枠にとらわれない革新的なセンスで多くの着物ファンを魅了。着物のデザインのほか、空間デザインなども手掛けている新進気鋭のアーティストです。
この記事のライター
- 日本文化をもっとおしゃれに、もっとカジュアルに楽しもう。
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