- 2024年4月27日23:40:33更新
落ち込んだら、張り扇を貼り替える。 講談師 七代目 一龍斎貞鏡さんの愛用品
昨年真打へ昇進し、新たな講談界のスターとして活躍する一龍斎貞鏡さん。
インタビューでは、”着物ありきの職業”ならではのエピソードをうかがいました。今回は、貞鏡さんが愛用している品々を紹介いただきます。
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インタビュー
着物に関わる、様々な方のインタビューをご紹介いたします!
落ち込んだら、張り扇を貼り替える。 講談師 七代目 一龍斎貞鏡さんの愛用品

昨年真打へ昇進し、新たな講談界のスターとして活躍する一龍斎貞鏡さん。
インタビューでは、”着物ありきの職業”ならではのエピソードをうかがいました。
今回は、貞鏡さんが愛用している品々を紹介いただきます。

「一番下は2023年の1月1日に作ったもので、(取材時の時点で)ほぼ9ヵ月使ったものですね。毎年、元旦に作り替えます。
上のものは前座時代に作ったものだと思います。よく割れずに折れずにもってくれたな、と。読んでいて折れてしまうことがありますから」

「あと、私はうじうじ考えるほうだから、『今日のお客さまはとても喜んでくださったな。なんで喜んで下さったんだろう』って考える。一方で、シーン……となんの反応もなかったときにも、なんでだろうと考え込んでしまうんです。
それで、そういう渦にはまったときには張り扇を貼り替えるんです。自分で厚紙を切って、買ってきた竹のひと節を鉈で割って、削っていって。そうすると、音もよく手に馴染むものができるんです。
うまくいかなくなったときは張り扇を貼り替えると気持ちが切り替わりますね。まず道具をきれいにするのが大事なのかな…」
扇子の他の愛用品もご紹介! 続きはきものと公式サイトより!↓↓↓

講談師 七代目 一龍斎貞鏡
1986年 東京都生まれ
2008年 父である八代目 一龍斎貞山に入門
2012年 二ツ目昇進
2022年 令和4年度文化庁芸術祭新人賞受賞
2023年10月 真打昇進
この記事のライター
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