- 2023年8月4日22:49:06更新
これから振袖を選ぶ方へ 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.74
大昔の「あのとき着たかったもの」への後悔は尽きません。時を経て小さく縮んでいっても、無くなりはしないんですよね。わたしにとってそれは三つあって、その一つはセーラー服、二つ目は卒業式のときの袴、三つ目は、濃い紫色の振袖です。
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きくちいまの、きものと
エッセイスト・イラストレーター きくち いま さん
ほぼ一年中を着物で過ごし、着物ライフの楽しさをイラストとエッセイでつづる。
執筆の他、着物や帯などのプロデュースも手がけ「着物は人生に寄り添うもの。
おしゃれで楽しくて、お守りのような存在の布になれたらと願い、ものづくりをしています」と語る。
著書に「大人かわいい着物読本」(主婦と生活社)、「おとなのときめきふだん着物」(河出書房新社)、「買ってはいけない着物と着物まわり」(実業之日本社)などがあり、最新刊は「東京着物さんぽ」(GB)。山形県在住で、子3人犬1匹の母でもある。
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これから振袖を選ぶ方へ 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.74
着るものに対しての欲が深いと我ながら呆れるのですが、大昔の「あのとき着たかったもの」への後悔は尽きません。
時を経て小さく縮んでいっても、無くなりはしないんですよね。
わたしにとってそれは三つあって、その一つはセーラー服、二つ目は卒業式のときの袴、三つ目は、濃い紫色の振袖です。
セーラー服の高校に入りたかったのに入れなかったのはしょうがないとして、卒業式の袴は、親に遠慮して借りることを拒否したのでした。袴に関しては、大人になってからなぎなたを習ったことで、袴への憧れはある程度消化できた気がします。
でも、振袖は……
「着るもの」から「眺めるもの」になって久しいわたしですが、濃い紫色の振袖は、今も憧れたまま燻っている感じです。
気になるコラムの続きと、きくちいまさんの連載は、「きものと」公式サイトにて!
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