• 2025年2月3日21:47:34更新

初春の候 ―立春から雨水 「感じたい、七十二候」vol.7

戸外に聞こえる何かしらの音の気配までもが、ふっくらして感じられるころです。
「三寒四温」と言われるように、暖かく感じられる日と寒気の襲来を行きつ戻りつしながら少しずつ春めいてくるところが、季節の移ろいの醍醐味なのでしょう。

きものと、暮らす

「暮らす」というテーマにて、着物に関する様々な《暮らし》のコラムをお届けします。

初春の候 ―立春から雨水 「感じたい、七十二候」vol.7

今年も立春を迎えました。旧暦でいえば、ここからが新しい年のはじまりです。

七十二候の第一候も、この立春の日からスタートします。

二十四節気の「立春」には、

「東風解凍はるかぜこおりをとく」
「鶯睍睆 うぐいすなく」
「魚上氷うおこおりをいずる」

の三つの候があらわれます。

季節の変わり目の中でも、春のはじめの気候は乱調で、厳しい寒さと、急に気温が上がるお天気とのせめぎ合いが起きますが、それが自然本来の姿であることも実感させられる時期です。

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