- 2017年3月1日10:37:48更新
人気の美眉アドバイザー玉村麻衣子が教える【着物に似合う眉メイク】
装いや小物はもちろん、ヘアスタイルにメイク…お洒落な着物女子たるもの、どれも手を抜けません!今回は美眉アドバイザーとして書籍やメディアで大活躍中の玉村麻衣子さんに「着物に似合う眉」についてレクチャーしてもらいました。
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■着物に合う眉は原則としてアーチ眉
着物に似合う眉は前提として「上品で女性らしい」ということが前提にあるという玉村さん。
「粋な着物でもカラフルな着物でも共通することですが、基本は”アーチ眉”です。着物を着ていると、洋服の時より所作が女性らしくなりますよね。メイクもそんな風にほんの少しだけ意識してあげるとよりしっくりくると思いますよ。」(玉村さん)
有名人で例えると、中村アンさんなどはアーチではなく一直線の眉。石原さとみさんは代表的なアーチ眉だそうです。
メイクの中でも顔の印象を左右する眉。着物を着てるのに男性眉(一直線の侍眉や眉頭が90度になっている場合など)にしているとちぐはぐな印象を与えてしまうこともあるといいます。
「太すぎると子供っぽくなるので大人っぽく見せたい時は細めに描くことがポイント。眉尻もきゅっと細くしていくといいですよ。そして全体をアーチ型に、特に眉の上下アウトラインを描く時に曲線を意識して描いていきます」(玉村さん)
■基本の眉の書き方
玉村さんによると、そもそも基本的に眉の上手な描き方がわからない…という方も多いそう。
そんな方のために眉の描き方も聞いてみました。
「まずはアイブロウペンシルで眉山~眉尻から描いていきます。
眉山~眉尻にパウダーをのせ、輪郭をぼかすようにアイブロウパウダーをのせます。 使用するブラシはややコシがあるタイプが使いやすいのでおすすめです。
その後、アイブロウパウダーを取り直し、眉中にもパウダーをのせていきます。このとき、毛と毛の隙間を埋めるようにブラシを左右に細かく動かしながらのせていくのがポイント。
最後にブラシに残ったパウダーを眉頭になじませます。眉頭は描けば描くほど不自然に仕上がるので、ブラシに残ったパウダーをなじませる程度でOKですよ」(玉村さん)
基本の眉の書き方の詳細はこちら。
■その日の着物に合わせて眉の書き方を変える
着物に合わせてメイクの色味だけでなく眉の形を微調整することも!
「シックでシンプルな着物の時はやや短めに描くのがポイントです。短めにかくと、顔立ちが上品に見えるんですよ。逆に華やかな着物、カラフルな主張の強いものは眉を”長め”に描くとパーツが目立って華やかな顔立ちになります。
着物の時はメイクをしっかりしてあげると着物に負けない顔立ちになります。眉はしっかり描いて、肌はマットに、アイラインも入れて口紅を忘れずにしてあげてほしいですね。
でも浴衣の時は艶メイクでグロスだけにしたり、シチュエーションや季節に合わせてメイクも変えてみるのがいいと思います」(玉村さん)
装いに合わせてこそオシャレな着物女子。玉村さんありがとうございました!
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※取材協力
【玉村 麻衣子 Maiko Tamamura】
美眉アドバイザー/美容ライター
国内大手化粧品会社でのメイク・エステ講師を経て、現在は眉のスペシャリスト“美眉アドバイザー”として活動中。
アイブロウの技術者資格『Browtist(ブロウティストR)』保有。「眉は表情を生み出し、印象を変える大切なパーツ」という理念のもと、人の筋肉や骨格に基づいたアイブロウデザインの提案・施術、ファッションやシーンに合ったアイブロウメイク、なりたい理想のイメージに近づくためのアイブロウメイクのポイントを、セミナーやワークショップ、メディアでの執筆活動を通じてご紹介。
眉とメンタルは深い関係にあることから、スポーツ選手向けに「闘争心に火をつける眉」「高いモチベーションを保ち続ける眉」「キャラクターを立たせる眉」などの提案を、企業向けに「印象UPのオフィス眉メイク」の提案も行っている。
また、日本における人相学の本家『嘉祥流観相学』観士。人相学の観点からも良運・良縁を得るメイクを提案している。
小学館 美容情報サイト『美レンジャー』をはじめ、Webを中心に美容ライターとしてメイクを中心にスキンケア、ダイエット等幅広い美容記事を執筆中。
(3月2日発売 / KADOKAWA)
「いつものコーデが見違える! 美眉メイク&プチプラコーデの作り方」
(株式会社オーバーラップ)
※画像
この記事のライター
- 蕾写真館キモノスタイリスト/着付け師