- 2023年10月5日21:09:49更新
お見送りするときの、お別れのきもの 「きくちいまが、今考えるきもののこと」
故人とのお別れのときに何を着るのかは、それぞれが決めることであって、誰かに押し付けられるものではないのだな、大事なのは、見送る心なんだなと改めて思いました。
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きくちいまの、きものと

エッセイスト・イラストレーター きくち いま さん
ほぼ一年中を着物で過ごし、着物ライフの楽しさをイラストとエッセイでつづる。
執筆の他、着物や帯などのプロデュースも手がけ「着物は人生に寄り添うもの。
おしゃれで楽しくて、お守りのような存在の布になれたらと願い、ものづくりをしています」と語る。
著書に「大人かわいい着物読本」(主婦と生活社)、「おとなのときめきふだん着物」(河出書房新社)、「買ってはいけない着物と着物まわり」(実業之日本社)などがあり、最新刊は「東京着物さんぽ」(GB)。山形県在住で、子3人犬1匹の母でもある。
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お見送りするときの、お別れのきもの 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.76

まだ若いのに、病を得て旅立ってしまった仕事仲間のお別れの会が、先日執り行われました。いつも元気いっぱいで、きものが大好きだった彼女の遺志を尊重して、しっかりとお伝えしようと思います。
お別れは、遅かれ早かれいつかやって来る、と若いうちから悟っていたわたしは、お別れのきものが各種揃っています。つまり、どの季節にどんな関係の人が亡くなっても、きものでお別れに行けるということ。
ただし、その土地土地で風習が異なることがあるので注意が必要になることもあります。
例えば京都がいい例です。
東京では、黒紋付は身内が着るもので、親族以外の場合は色無地に喪の帯をしますが、京都の場合はお通夜のときは親族も一般の人も色無地に喪の帯、葬儀のときは親族も一般の人も黒紋付です。これを知ったときは衝撃でした。
平服!
……わたしの脳裏に、平服に騙されてはいけない!と警報が鳴り響きました。
気になるコラムの続きと、きくちいまさんの連載は、「きものと」公式サイトにて!
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この記事のライター
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