約３００ｍの反物が東京・中井の街を彩る！体験型イベント『染の小道』とは？

2016年5月31日18:10:16更新

約３００ｍの反物が東京・中井の街を彩る！体験型イベント『染の小道』とは？

京都・金沢に並ぶ三大産地として知られた東京の神田川・妙正寺川流域。染色を軸に街の活性化を目指すプロジェクトが、落合・中井エリアで毎年行われています☆

LIKE25
4760view

『染の小道』とは？

毎年の２月末頃に、東京の中井駅周辺で『染の小道』と呼ばれるイベントが開催されます。

日本の伝統文化の染物を体験できる、とっても楽しいイベントなんです♪

江戸文化が醸成した染色の技術。
昭和初期～30年代まで、東京の神田川・妙正寺川流域には300軒を超える染色関連業が集積し、京都・金沢に並ぶ三大産地として知られていました。いまでも「落合・中井」界隈には、その技術を受け継ぎ、新しい染色を提案する職人・作家たちが集まります。また水と緑に恵まれた谷戸の環境は、林芙美子や赤塚不二夫といった多くの文化人や芸術家を引きつけてきました。

出典：http://www.somenokomichi.com/about

素敵な動画が公開されました♡

We want to introduce the traditional dyeing artwork to the people!

Japanese dyeing skills were greatly developed within the culture during the Edo period.
From the early Showa period to 1950’s, the basin of the Kanda River and the Myoshoji River was known as a focal point of dyeing business, filled with more than 300 dyeing small factories, comparable to that of Kyoto and Kanazawa.

Even today in the area around Ochiai and Nakai near Shinjuku, a number of artisans and creators come and see each other to inherit or share the skills from their preceding generations and propose new dyeing techniques.
The area’s richness in water and green has also attracted many artists and highly educated people such as Hayashi Fumiko and Akatsuka Fujio.

２０１６年２月「染の小道」に行ってきました！

私は、今年のイベントに参加しました。
天気もよく、とても素晴らしい光景でした♡

中井駅を降りると、すぐ☆
素敵な柄に染まった反物がたくさん吊るされています。
なんとその長さ、３００ｍ！
「川のギャラリー」と呼ばれてます。

江戸更紗や江戸小紋など、様々な反物が川面で揺れて踊る光景がステキ♡

染めの職人たちが川いたるところで染め物の水洗いをする風景は、昭和30年代頃までは落合・中井の風物詩だったそうですが、その当時の街の記憶が甦るような一大イベントです。

出典：http://www.somenokomichi.com/news/announcement/7085.html

フォトコンテスト最優秀作品賞：「川を彩る反物」　増田ヒロ子さん

出典：http://www.somenokomichi.com/news/announcement/7085.html

フォトコンテスト入賞：「青空に映えて」　小久保敦央さん

ボランティアの方もたくさんいて、街全体が賑わい、一体化しているようでした。
見どころを聞いたり、気軽に相談もできます。

ぶらぶらと街を散策していると見えてくるのは
商店街を彩る素敵な「のれん」。
染めの職人が作った色鮮やかなのれんが、約１００店舗のお店を飾っています♡

お店は特別の染め商品や、かわいい小物も販売されています。
着物の古着屋なども♪