- 2021年8月19日18:01:36更新
小さい秋見つけた! 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.34
ーこのたびの夏の終わり、わたしは花火を見ながら、「今年こそ、あの訪問着を着るチャンスがあるといいな」と考えていたのです。今年の「小さい秋見つけた」は、赤とんぼでも庭に咲く水引草でもなく、「線香花火の散り菊」でした。ー
京都きもの市場がお届けする、「きものと」にてきくちいまさんの連載コラム!
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きくちいまの、きものと
エッセイスト・イラストレーター きくち いま さん
ほぼ一年中を着物で過ごし、着物ライフの楽しさをイラストとエッセイでつづる。
執筆の他、着物や帯などのプロデュースも手がけ「着物は人生に寄り添うもの。
おしゃれで楽しくて、お守りのような存在の布になれたらと願い、ものづくりをしています」と語る。
著書に「大人かわいい着物読本」(主婦と生活社)、「おとなのときめきふだん着物」(河出書房新社)、「買ってはいけない着物と着物まわり」(実業之日本社)などがあり、最新刊は「東京着物さんぽ」(GB)。
山形県在住で、子3人犬1匹の母でもある。
http://imappage.net/
小さい秋見つけた! 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.34
手花火セットでさんざん楽しく遊んだあとに残った線香花火が、どうやら子どもたちは苦手なようです。
静かに線香花火の様子を見つめていると、楽しかった夏休みが終わってしまう……と悲しい気持ちになるんですって。
このたびの夏の終わり、わたしは花火を見ながら、「今年こそ、あの訪問着を着るチャンスがあるといいな」と考えていたのです。今年の「小さい秋見つけた」は、赤とんぼでも庭に咲く水引草でもなく、「線香花火の散り菊」でした。
猛暑や酷暑と呼ばれていた季節は過ぎ、少しずつ秋の気配が漂ってきます。
レースのカーテン越しにふわりと入ってくる風に秋を感じたり、道端にコスモスが咲いているのを見つけたり、葡萄がお店に並んでいたり……。
春に春色を探したように、秋にも秋色を探して身にまとうのも、また楽しい時間になりそうです。
どれ、わたしも単衣のきものを出しておこうかな....。
コラムの続きと、きくちいまさんの連載は、「きものと」公式サイトにて! ↓↓↓
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