- 2024年8月10日22:36:00更新
目にも涼しく。優美な京うちわの名店『阿以波』へ 「京都できもの、きもので京都」
京都には古い歴史を持つ「京うちわ」があると知り、創業元禄二年、三百年を超す長きにわたり「うちわ一筋、うちわに全精魂を打ち込むこと」を家訓に製作する『阿以波』さんを訪ねました。
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きもので行くなら
「きもので行くなら」というテーマにて、着物でお出掛けするのにぴったりな場所をコラムにてご紹介します。
目にも涼しく。優美な京うちわの名店『阿以波』へ 「京都できもの、きもので京都」vol.15
薄物に扇子、浴衣にうちわは、なくてはならない夏の小物。
うちわについて言えば、小ぶりな水うちわと大きめな房州うちわを3本ずつ持っていますが、どれも実用的で、色柄もカジュアルなものばかりです。
京都には古い歴史を持つ「京うちわ」があると知り、創業元禄二年、三百年を超す長きにわたり「うちわ一筋、うちわに全精魂を打ち込むこと」を家訓に製作する『阿以波』さんを訪ねました。
暑い暑い京都の夏、まず京町家の古いお店、磨かれたガラス越しに見えるうちわの景色に涼を得ました。
透かしが入った面に、花鳥風月の切り絵細工が施された繊細な飾り用うちわは、インテリアとして「かざる」ためのもの。和洋を問わず、季節感を楽しむために使われています。
透かし柄をアクセントにした実用うちわは、手に心地よく、しっかり風が送れる「あおぐ」ためのもの。
今までいろんなうちわを使ってきましたが、こんなに美しいものに出会ったのは初めてです。
京うちわの歴史や高度な技術、美的造形を知り、透かしがポイントの、素敵な1本を選びました。
気になるコラムの続きはこちらよりどうぞ♪
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山崎 陽子
福岡生まれ。(株)マガジンハウスで『クロワッサン』『オリーブ』『アンアン』の編集部に勤めた後、フリーランスに。
女性誌やライフスタイル誌の編集者として活躍。
8年前より大人の洋服ブランド「yunahica」を友人と立ち上げる。きもの暦は10年目ながら、その着こなしが評判となり、著書『きものが着たくなったなら』『きものを着たら どこへでも』、そして新刊『おとなの浴衣、はじめます』(すべて技術評論社)が好評。1年のうち、180日弱をきもので過ごしている。
この記事のライター
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