- 2023年11月10日21:37:16更新
能面アルバム ~女流能面師・宇髙景子さんに聞く~ 「気になるお能」vol.7
無表情な面、聞き取れない言葉、古い価値観——能楽へのハードルは高く感じてしまいがち。
室町時代から受け継がれてきた日本を代表する舞台芸術への扉を、一緒に開いてみませんか?
派手髪の能面師・宇髙景子さんがこれまでに手掛けた能面から、思い入れのある面を厳選してお届けします。
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まなぶ
「まなぶ」というテーマにて、様々な《まなび》のコラムをお届けします。
能面アルバム ~女流能面師・宇髙景子さんに聞く~ 「気になるお能」vol.7
「技術を磨くためにも、特徴のある面(おもて)を彫ることは必要」と、景子さんは言います。
一面が完成するまでの制作日数は、およそ一か月半~二か月。
「物理的には、彫りに一週間、彩色に一週間といったところですが、(面と)距離を置く時間が必要なので、どうしてもそれくらいかかりますね」
「まだ習いたての頃に写真集をパラパラと眺めていて、『自分に似ている!』と気になって、いずれ作ってみたいと思っていた面です」
こう説明してくれたのは、「般若」の前段階である「生成(なまなり)」という能面。
生きながら鬼と化していく女性で、その名は、「般若」=「中成(ちゅうなり)」、「蛇(じゃ)」=「本成(ほんなり)」と呼ぶことに由来しています。
余談ながら、嫉妬による憤怒度は「生成」→「般若」→「蛇」→「真蛇(しんじゃ)」という順で強くなっていきます。
無表情な面、聞き取れない言葉、古い価値観——能楽へのハードルは高く感じてしまいがち。
室町時代から受け継がれてきた日本を代表する舞台芸術への扉を、一緒に開いてみませんか?
派手髪の能面師・宇髙景子さんがこれまでに手掛けた能面から、思い入れのある面を厳選してお届けします。
詳しい内容は、きものと公式サイトより!↓↓↓
宇髙景子
1980年、金剛流能楽師である宇髙家の長女として生まれる。京都市立芸術大学美術科を卒業後、父・宇髙通成(うだかみちしげ)氏の下で能面制作を学ぶ。
2007年、文化庁国際交流支援「宇髙会欧州公演」の能面展に参加、監修を務める。
2022年には、世界に1億人以上のユーザーを有する「Apex Legends」の人気キャラクターのマスクを手掛け話題に。現在、制作のかたわら能面教室やワークショップを開催し、能と能面の普及に努めている。
この記事のライター
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