- 2023年6月8日22:51:53更新
自由の象徴、アルマーニブラックの帯 ~夢訪庵の世界~ 「帯に宿る、わたしだけの物語」
草木染と手機(てばた)という日本古来の技術を使いながらも、立ち止まることなくさまざまな織組織と図案を発表し続ける『夢訪庵(むほうあん)』。
無限に広がる「帯とわたし」の物語をお届けします。
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きものと、わたし
「きものと、わたし」というテーマにて着物と関わる様々な人のインタビューとコラムを
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自由の象徴、アルマーニブラックの帯 ~夢訪庵・桝蔵順彦氏の世界~ 「帯に宿る、わたしだけの物語」vol.5
あれはコロナが流行り出す直前だったから、4年前かな。
銀座の百貨店で開催していたきものの催事会場へ行った時のこと。
『道明』が並ぶと聞いていたので、『家庭画報特選 きものSalon』のブースに向かいました。
この日は昭和を代表する浦野理一さんの帯を、令和らしい装いにするための帯締め選びが目的でした。
「いらっしゃいませ、こんにちは〜」
眼鏡をかけた笑顔の男性に、西のイントネーションで話しかけられました。
その店員さんは、黒いお盆に、私が気に入った帯締めをぽんぽんと景気よく乗せて見せてくれました。
「どうぞどうぞ、お持ちになった帯と好きなだけ合わせてくださいね」
トークはおもしろいし、提案してくるセンスもよし!気持ちのいい接客をしてもらい、さすが道明さん!と思っていたら……
接客の主は道明の方ではなく、夢訪庵の桝蔵順彦さん。
事実を知った私は大爆笑。よそさまの品物なのに、なんでこんなに熱心に相談に乗れるの!?
草木染と手機(てばた)という日本古来の技術を使いながらも、立ち止まることなくさまざまな織組織と図案を発表し続ける『夢訪庵(むほうあん)』。
無限に広がる「帯とわたし」の物語をお届けします。
詳しいコラムの内容は、きものと公式サイトより! ↓↓↓
夢訪庵 桝蔵順彦
代々京都の織りを生業とする家庭にて幼少期より織りの技と感性を磨き続け、伝統的な作品から斬新的な作品までを天然素材・手機にて織り上げることにこだわり創作活動をされている染織作家。
そのものづくりの原点は、日本のみならずアジア地域の草木や蚕をもとに糸を紡ぎ、染料を作るといった素材へのこだわりと稀代の感性より生まれるアイデア、またそれを形にしていく類稀なる技術力にあります。
近年、従来の西陣織を凌駕した作品は、きもの業界を始め、多くのメディアからも注目を集めています。
笹本絵里
一般企業に就職後、デザインやアートを学び直すために退職。
桑沢デザイン研究所、セツ・モードセミナーへ。
その後、編集プロダクション勤務を経て、女性誌のスタッフエディターに。
ファッションを中心にインテリアや旅行、ランニング特集などを担当。
その後夫の転勤のため約10年地方で過ごす。2017年よりフリーランスエディター&ライターとして活動を再開。2021年KIRATWANY/キラトワニー設立。きもの分野をメインに雑誌やウェブの原稿執筆、オリジナル商品、イベント等の企画やプロモーションを行う。
この記事のライター
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