- 2022年9月8日22:10:29更新
踊りの稽古が自分の根底にある 歌舞伎俳優 澤村國矢さんの愛用品
ーインタビュー前編では、歌舞伎俳優となったきっかけや、「超歌舞伎」のこと。後編では、歌舞伎俳優としての着物にまつわるエピソードをうかがいました。締めとなるこの回では、思い入れのある品々を紹介していただきます。ー京都きもの市場がお届けする、「きものと」にてコラム連載中!
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きものと、わたし
「きものと、わたし」というテーマにて着物と関わる様々な人のインタビューとコラムを
お届けします。
踊りの稽古が自分の根底にある 歌舞伎俳優 澤村國矢さんの愛用品
師匠・澤村藤十郎から譲り受けた黒紋付
「この黒紋付は、僕が名題(なだい)昇進するときに旦那、澤村藤十郎から譲り受けたものです。
旦那のお父様である8世 澤村宗十郎からのものだそうです。大事なものですね」
「昨年の京都きもの市場さんの銀座店リニューアルパーティーのときもこの黒紋付で『助六』を踊らせてもらいました。
羽裏にも模様が入っているんですよね。
羽織の裏側はあまりみえないので、いまは無地が多いですが、昔の方は、見えないところにもお洒落にこだわる方が多かったんだなぁと、この羽織を身に着けるたびに思います。
「笹竜胆」は澤村藤十郎の定紋になります」
【京都きもの市場 銀座店リニューアル記念パーティ 拓く【hiraku】 〜その先へ〜 in 明治記念館】
インタビュー前編では、歌舞伎俳優となったきっかけや、「超歌舞伎」のこと。
後編では、歌舞伎俳優としての着物にまつわるエピソードをうかがいました。
締めとなるこの回では、思い入れのある品々を紹介していただきます!
澤村國矢さんのインタビューの詳しい内容は、きものと公式サイトより! ↓↓↓
歌舞伎俳優 澤村國矢
1978年、埼玉県生まれ。9歳より、劇団東俳、音羽グループに所属。
1988年、歌舞伎座『義経千本桜』の子狐役で初舞台。
1995年、澤村藤十郎に入門、金丸座『廓文章 吉田屋』の吉田屋若い者役で「澤村國矢」を名乗る。
2010年2月、歌舞伎座『籠釣瓶花街酔醒』にて、若い者千吉役で名題昇進。
2012年、第18回日本俳優協会賞奨励賞を受賞。
2016年、幕張メッセの「ニコニコ超会議」で初上演された『超歌舞伎』に出演、以降常連に。
2018年、重要無形文化財(総合認定)に認定、伝統歌舞伎保存会会員となる。
2019年8月、超歌舞伎『今昔饗宴千本桜』の京都南座公演のリミテッドバージョンで、主役・佐藤忠信役を勤める。この南座公演の評価を得て、2020年、21回日本俳優協会賞本賞を受賞。
そのほか、得意の日本舞踊を活かし、日本舞踊宗家藤間流宗家・八世藤間勘十郎による演出・振付舞台に国内外問わず多数参加。近年では、映画やCMなどの映像分野にも活躍の場を広げている。
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