- 2022年3月17日18:27:37更新
きもので〝観劇デート〟はいかが? 「歌舞伎へGO 大久保信子先生に聞く着物スタイル」
ー4月は、歌舞伎座『四月大歌舞伎』に心躍ります。坂東玉三郎の魅力を堪能する第三部へ。仲睦まじい伊織・るん夫婦にあやかって、パートナーや親しい方と、きものを一緒に着て観劇、というのはいかがでしょう。〝一緒に装う〟楽しみを味わいましょう。ー京都きもの市場にて、「きものと」必見コラム連載中!
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きもので行くなら
「きもので行くなら」というテーマにて、着物でお出掛けするのにぴったりな場所をコラムにてご紹介します。
きもので〝観劇デート〟はいかが? 「歌舞伎へGO!大久保信子先生に聞く着物スタイル」
寒かった冬もようやく終わり、一気に春めいてきました。
重いコートを脱いで、軽やかに羽織を楽しむ季節の到来です。桜のたよりももうじき聞かれることでしょう。
提供:松竹株式会社
4月は、歌舞伎座『四月大歌舞伎』(4月2~27日、11・19日は休演)に心躍ります。
坂東玉三郎の魅力を堪能する第三部はいかがでしょうか。
『ぢいさんばあさん』は夫婦の歳月をしみじみと描く物語。
『お祭り』は赤坂・日枝神社の山王祭を舞台にした舞踊劇で、芸者の玉三郎が若い者(中村福之助・歌之助)と踊ります。
『ぢいさんばあさん』は昨年、『十二月大歌舞伎』でも上演されました(伊織・るん夫婦は中村勘九郎と尾上菊之助)。
今回は、片岡仁左衛門と玉三郎が伊織とるんを演じます。
原作は森鷗外の短編小説で、宇野信夫が作・演出を担当した新歌舞伎。初演は昭和26年、東西同時上演でした。戦後ほどない時代の気分を色濃く感じさせる名作です。
若い甥夫婦が守っているかつての屋敷で、老夫婦は37年ぶりの再会を果たすのでした。そして、ふたりの〝新しい暮らし〟が始まるのです。
そんな仲睦まじい伊織・るん夫婦にあやかって、パートナーや親しい方と、きものを一緒に着て観劇、というのはいかがでしょう。
劇場では街中以上に、きもの姿の男性を見かけます。最近では、お若い方が着ているのも目にするようになりました。
「着ていくところがないから」ときものに手が出ないのなら、ぜひ、劇場を「着ていくところ」になさってください。
ふだんは自分だけが和装という女性も、男性もきものとなれば、いつもとは違ったコーディネートが生まれてくると思います。
〝一緒に装う〟楽しみを味わいましょう!
詳しい演目のご紹介とコーディネートの続きは、きものと公式サイトより!↓↓↓
きものスタイリスト 大久保信子
1976年に日本で初めて「きものスタイリスト」となる。
ハースト婦人画報社などの各雑誌、その他各種テレビ番組の著名人の着物のスタイリングおよび着付けに幅広く携わる。
日本舞踊の経験や、歌舞伎鑑賞を趣味としており、着物に関する奥行きの深い知識と美学を活かした著書も多数出版。
時田綾子
映画・テレビ文筆家。新聞全国紙の文化部で25年にわたってテレビ欄を担当。ドラマ、ドキュメンタリーの試写を見て読者を番組に誘ってきた。その端正な文章には定評がある。現在はフリーの文筆家として、ネット配信の大型の評論にも活躍の場を広げている。
この記事のライター
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