- 2016年11月5日16:22:19更新
伝統工芸四国展入選作品の珊瑚作品。帯留め・かんざし・帯飾りをご紹介致します♪
今年度の伝統工芸四国展入選作品の珊瑚作品、帯留め・かんざし・帯飾りをご紹介致します♪
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肌で感じる風が冷たくなってきて、季節のかわりを感じてきましたね。
春まではまだ先ですが、日本の花でもある桜を珊瑚(さんご)で作品を作り上げました!
職人技!珊瑚(さんご)でつくる桜モチーフのかわいい和小物
こちらの作品は、本年度の第59回伝統工芸四国展に出品し入選した和小物3点セット。
作品名は『桜花揃』です。
桃珊瑚を使い、帯留め・かんざし・帯飾りを桜彫りにして仕上げた作品です。
こちらは帯留め。桃珊瑚のピンク色と桜の花の色合いがちょうど良い感じに仕上がっています。
本体はくり抜きで、裏面にはべっ甲を貼り合わせています。桜の細かい彫りがキレイに映えています。
こちらは帯飾り☆差し込みの部分はべっ甲で桜の葉を彫っています。
珊瑚自体は縦5cm程ですが、その中に曲線で風を表現して仕上げています。
べっ甲を外せば根付にも使えますよ。
最後に、こちらはかんざし!珊瑚は中をくりぬき、透かし彫りになっています。かなり繊細な彫りで技術的にも熟練された技が込められているんです。
彫り物ならではの表情と珊瑚の色が、かんざしにすごく合うんです。
色がほぼ均一で、赤珊瑚のような濃い赤色で彫り上げる事もありますが、作品は全て1品物なので珊瑚の模様をうまく活かして彫り上げることにより、似た物は彫ることは出来ても同じ模様は1つとしてありません。深い海の中で長い年月をかけて育まれた珊瑚を作品にする事はこれから先もずっと残る品になるはずです。
さいごに
珊瑚の製品は様々ありますが、どれも1点もの!彫刻された作品は同じものは存在しません。安い物ではありませんが、作品として大切に残されていくのであれば職人としては嬉しい事です。そして、日本の伝統を忘れられる事ないよう、作品をとおして伝えていきたいと思います。
着物の魅力は日本人の知る素敵な文化です。
皆さんが大切にされている着物の小さな”支え”としてお手伝いできる作品となれば嬉しいです。
この記事のライター
- 珊瑚の帯留めや簪、帯飾りなど配信していきます
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